こんにちは!米沢ファミリー歯科の豆知識ブログ!!
今日は『MFT』についてです。『MFT』と聞いてほとんどの方が頭の中に?(ハテナマーク)が浮かんだのではないでしょうか?
歯並びや咬み合わせの形には、遺伝だけではなく、幼少期の
生活習慣や癖なども大きく影響を及ぼしています。
例えば、指しゃぶりや舌の癖、頬杖や口呼吸などの習慣があると、お口の周りの筋肉の緩みにつながる事があります。
舌や口唇、頬などのお口の周りの機能を改善するために行う
トレーニングのことをMFT(口腔筋機能療法)と言います。
では、口の周りの筋肉の機能が悪いと言うのはどのような状態だと思いますか(´・ω・`)?
歯には、外側からは唇や頬からの力があり、内側からは舌からの力がかかっています。この力のバランスがつりあっていると歯は正しい位置を保つ事ができます。これに対して、いつも口をポカンと開いていたり、いつも口で呼吸をしていると、唇から歯にかかる力が少なく、舌から歯にかかる力が増した状態になるため、歯が外側に出てきてしまったり、前歯がかみ合わず、物が咬みきれなくなったりするなどの不正咬合が生じる事があります。
また、食べたり、飲み込んだり、話をしたりするときの筋肉の働きが正しくない場合には、うまく食べられない、クチャクチャ音を立てて食べてします、歯垢がたまりやすい、滑舌が悪い、矯正治療の後戻りを生じる、などの問題が起こるのです。
歯並びや咬み合わせに悪影響を招く原因として、以下のものが挙げられます。
①指しゃぶり…
上下の噛み合わせが悪くなります。開口や上顎前突(出っ歯)になりやすいです。
②舌癖(舌の癖)…
舌で前歯を押すので前歯の歯並びに悪影響を及ぼします。
③口呼吸…
常に口が開いた状態になると、顔面の筋肉や骨格、咬み合わせに悪影響を及ぼします。
④歯ぎしり、食いしばり…
歯や顎に過度な負担がかかり、歯並びの乱れや顎関節症を引き起こします。
⑤片咬み…
顔の歪みや変形を引き起こします。
⑥爪咬み・唇咬み…
歯や歯ぐきに大きな負担になります。不自然な顎の動きが習慣化して、顎関節に悪影響を及ぼします。
⑦頬杖…
人間の身体の中でももっとも重い頭部を顎で支えるため、重みが一点に集中する事で顎が変形してしまいます。
⑧うつ伏せ寝・横向き寝…
顎の骨に負担がかかります。
⑨早食い・丸呑み…
よく噛むことは、顎の正常な発達に大きな役割を果たします。柔らかい食品が多くなったことでよく噛む習慣は薄れつつあります。
このような悪影響を改善しないと、装置を使用し歯並びを綺麗にしても後戻りにつながるので、米沢ファミリー歯科では矯正を行いながらMFTを導入しています。
歯並びについて相談したい、詳しく聞きたい方先生やスタッフに声をかけてください(`・ω・´)♫
鈴木(保)