フッ素って何?

当医院でも、フッ素歯面塗布やフッ素のうがい剤、フッ素入りの歯磨剤など取り扱っております。フッ素とは聞くけれど、なんとなく効果は聞いたことがあるけれど…体に取り入れて大丈夫?と不安に思う方も少なからずいると思います。
院内で行ったアンケートでもそんな声があげられました。

実は、フッ素は、私たちが摂取する飲食物にも含まれている身近なものです。濃度はそれぞれ違いますが、海藻、魚介類、お肉、緑茶や紅茶・ウーロン茶、酒類やビール、料理の際は必ず使う調味料などあらゆる食品に含まれています。身近過ぎて、気づかずのうちに摂取しています。このことから、私たちの身体を作る一つと言えるでしょう。

『え?!フッ素って体に悪いって聞くけど…』

と相談を受けることもあります。
確かにフッ素は元素単体で猛毒ですが、フッ素は強い酸化作用があり、単体では使いません。なので、ほかの元素とくっつき化合物になります。そして、フッ素+何か=フッ化物と呼ばれ、それこそが歯科医院で使用する『フッ素』と呼ばれるものになります。
単体では猛毒でも、何かとくっつく事で安全な物質へと変化します。

では、フッ素の歯科的役割についてお話しします。

フッ素の3つの役割

① 歯質強化:虫歯菌に強い、溶けにくい歯をつくる

② 再石灰化の促進:食事のたびに歯の成分であるカルシウムなどが溶け出す(脱灰)その溶け出したカルシウムを唾液の力で再び歯に取り込み修復(再石灰化)を促す

③ 細菌抑制:歯垢に入り、歯を溶かす酸が作られるのを抑える


取り入れ方として

歯科医院でのフッ化物歯面塗布

萌出して間もない歯に行うのがとても効果的です!
萌出したての歯は虫歯になりやすく、かつフッ素の吸収力は高めです。
時期としては、上下前歯が生えそろう1~1歳半頃に初めて、永久歯が生えそろう15歳ころまで続けていくのが理想です。その間3か月~半年に1回のペースで行うとよいでしょう。

歯磨剤、ジェルなどのホームケア

一番手軽にできる予防といえます。
年齢によっても使用料は違いますが、歯科医院はもちろんドラックストアにも様々な種類があります。ぜひ、歯科医院でどんなものが良いのか?相談してください!

フッ素洗口

週1回、週5回、毎日法などフッ化物の濃度により方法は様々ですが、虫歯の予防効効果は歯磨剤より高いと言われています。自治体によっては集団で実施しているようです。
ぶくぶくうがい~吐き出しができるようであればフッ化物洗口をすることができます。お子さんの虫歯予防から、大人では根元の虫歯(根面カリエス)予防にもなります。
使用方法は歯科医院でしっかり教わりましょう!


取り入れる方法も効果は違いますが、自分に合った方法で取り入れることができます。
一次的に取り入れるのではなく、毎日コツコツと取り入れることが大切です!
ぜひ、ご家族皆さんで虫歯を予防して毎日笑顔で美味しい食事をしましょう!


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