山形県 米沢市 一般・小児・矯正歯科
＜一般・小児・矯正歯科＞ファミリー皆様で通っていただける米沢の歯科医院
こんにちは！
米沢ファミリー歯科・矯正歯科の鈴木祐美子です。
歯科豆知識、今回は「スケーリング」と呼ばれる歯石取りについてお話しします。
みなさんは、歯石取りって実は体の健康を守ることに繋がるってご存知ですか？？
ではどうして歯石取りが必要なのでしょうか？
目次
歯石取りは体全体へのメリットがある
「歯石」はひとたびできてしまうと普段の歯磨きだけでは落とせなくなり、細菌の温床となってしまう厄介者です。
さらに、歯石を放置しておくことで歯周病で
歯を失ってしまったり、口臭の原因にもなるだけではなく、
心筋梗塞や糖尿病のリスクを高めることが知られており、
妊娠中の女性が歯周病に罹患することで赤ちゃんの正常な発育や出産に悪影響を及ぼすことも分かっています。
これらの根源となる歯石を除去することは、健康を守ることにもなるのです！
スケーリングとＳＲＰの違い
「歯石取り」にあたる行為には、「スケーリング」と「ＳＲＰ（エスアールピー）」があります。
どちらも歯石を取る事には違いはありませんが、取り方と目的に少し違いがあります。
ＳＲＰについては以前、歯科豆知識にて掲載しましたので、合わせてご覧下さい。
歯周ポケット内部（歯ぐきの中）の歯石や歯の根っこ表面の汚染された部分を
取り除いて滑らかにするＳＲＰに対して、
スケーリングは主に、歯ぐきの上の歯石やバイオフィルム（細菌の塊）を除去する事を言います。
スケーリングもＳＲＰも「スケーラー」と呼ばれる器具を使用します。
歯石除去に使用される器具
私たちは「スケーラー」という道具を使って歯石を取っています。
超音波スケーラー、手用スケーラー、エアスケーラー・・・などなど。
歯石の付いている場所、歯石の量によって使い分けています。
また、当院にはキャビトロンという温水が出る超音波スケーラーもありますので、
「歯石取りの際しみる」という方に是非おすすめです☆彡
歯石取りは痛い！？
歯石を取ることは口の中の有害な細菌を取り除く意味で効果的ではありますが、
中には「痛い」と感じられることもあるのが歯石取りです。
スケーリング・ＳＲＰが痛い理由
・歯石が多く付着している
・歯周ポケットの深い位置に歯石がある
・歯茎に炎症がある
・歯茎が後退している
歯が健康で口腔環境も良好であれば、スケーリングやＳＲＰが痛いと感じるリスクは減らせます。
痛みを避けるためのポイント
・歯周病検査をし、歯茎の腫れや炎症の状態をしっかり把握したうえで歯石を取る
・ブラッシングをしっかり行い、歯肉の炎症を少しでも抑えてから歯石を取る
・必要な場合は麻酔をしてしっかりと取る
・定期的なスケーリングで歯石を溜めない
スケーリングは歯のトラブルを防ぐ有効な手段です
歯石やバイオフィルムは一度きれいに除去し、
歯磨きをしっかりとされていても、時間の経過とともにまた再付着してしまうのが特徴です。
日々のメンテナンスとプロの手による集中ケアをうまく使い分けながら、
歯と体の健康を守っていきましょう！！ヽ(^o^)丿
予防 カウンセリング 院内感染予防 ５Ｓ
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