歯科豆知識『虫歯の治療』

山形県 米沢市 一般・小児・矯正歯科

〈一般・小児・矯正治療〉ファミリー皆様で通っていただける米沢市の歯科医院

 

 

こんにちは。
ファミリー歯科・矯正歯科の笠原です。
新元号令和が始まって1ヶ月過ぎました。
いかがお過ごしですか?

今回の豆知識は『むし歯の治療』です。

歴史上の人物の中にも、むし歯で苦しんだというエピソードは数多く残されているようです。

今のような治療方法が確立していなかった昔は

どんなにか辛かったろうかと思ってしまいます(――;)‥‥。

 

2017年の厚労省統計によると抜歯になった歯の約30%はむし歯が原因だったそうです。

そんなむし歯とは、どんな状態なのでしょうか。
治療のお話の前にむし歯の成り立ちについて触れたいと思います。

お口の中にはたくさんの細菌がいます。

その中のむし歯菌は、糖分を栄養として繁殖し、分解された酸により歯の成分を溶かし始めていきます。これを脱灰といいます。

脱灰が進むと穴になります。

 

唾液には緩衝能といって、酸を中和させる働きがあります。

この働きによって溶け出た成分がまた歯に戻っていくことを再石灰化といいます。

脱灰と再石灰化のバランスが保たれているうちは、むし歯にはなりません。

 

〇 病 因 (むし歯菌の存在)
     〇 環 境 (食生活、歯磨きの習慣や方法など)
     〇 抵抗力 (歯の質、唾液など)
     〇 時 間 (脱灰される時間)

 

「歯を磨いていてもむし歯になった」という経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

むし歯は上記の条件が重なった時にできると考えられています。

お口の中から、むし歯菌をゼロにすることはできませんが
むし歯菌の定着、増殖をコントロールしていくことが大切です。

これを、プラークコントロールといいます。

磨きにくい(むし歯ができやすい)とされる次の領域は特に気を付けて磨いて
みましょう。

歯と歯肉の境目

歯と歯の間

歯の溝

 

歯科受診の際に、歯磨きのチェック(歯ブラシ指導)の経験はありますか?

結果はどうでしたか?

このような場所が赤く染まりませんでしたか?

お口の中は狭く、見えにくい領域です。

本数や並びもそれぞれです。

ご自分に合った歯ブラシのサイズや毛の硬さ、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシ
などの有効性も知りましょう!!

むし歯を作らないためにも、ご自分のお口の中を知ってコントロールしていきましょう。

 

 

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